こんにちは、きゃぴあてれびの母ちゃんです。
2年半ぶりに完全人工飼育を試みて、鳥が卵から無事に生まれて育つまで、かなりの苦労がありました。
まず最初にぶち当たる壁は
雛を保温する温度はいったい何度がいいの?
ここでした💦
温度計を3個使って、空気を確保しつつ密閉された水槽とルーミィーとアクリルケース、保温電球とパネルヒーターで
「ここは一体何度をキープできるのか?」
と試して図っての繰り返しでした。
この時期の鳥さんは温度に「超!」←これを100万個つけてもいいくらい
超 敏感
です💦
死んでしまったらどうしようと、ず~~~~っと眺めて私なりの観察でわかったことがあります。
それは
鳥により、生後の日数により異なる
という点でした。
例えばキンカチョウは生後0日~10日目くらいは、37~41度が元気ハツラツとしていました。
暑すぎない?と思うかもしれませんが親鳥の体温は40~42度で、1期生、2期生の時に親鳥たちに保温してもらって私がご飯をあげるという育て方をしていた時、雛ちゃん触るとアッツアツなんですよ。
「一体何度で温めてるの?」というくらい。
アツ~~~って手を放しちゃうくらい(←おおげさ、そこまで熱くない💦)
でも、大げさに表現していいくらい熱く感じました。
実際、何羽も観察してみて37度以下はちょっと温度が足りないな、という印象です。
その後、徐々に温度を下げていくのですが、1日0.5度ずつ下げていきます。
羽が生えて体が覆われれば、多少の温度差でも大丈夫なのですが、まだまだ素肌丸出し、何しろ赤ちゃんであることは変わらないので注意が必要です。
それから、雛も1羽なら上記の下げ方で問題ないのですが、だいたいは1ペアから3羽~5羽程、だいたい1日、1羽ずつ孵化します。
5羽いるなら約5日違いになるわけですね。
この時期の数日違いで生まれた子は体の大きさもそれなりに異なり、一緒の場所にいる以上、変化も数羽に伝わる為、始終 目が離せませんでした。
実際、親も生後10日を過ぎ、目が開くころになると巣から離れるくらいですし、数羽で暖を取る行動もあるので大丈夫と言えば大丈夫ですけれども・・・
生後14日を過ぎてくると、35~37度でも問題ないくらいでした。
このくらいになると↓32度くらいでしょうか。
そして生後40日くらいまではなるべく30度以上を保ちます。
これより下がると寒そうな素振りを見せるので、できる限り温かく、が基本となっていました。
雛の様子を見て、寒くてじっとしてしまったり羽を膨らませているようでしたら、また温度をあげます。
その繰り返しで生後60日ともなると、25度でもビュンビュン飛び回っています。
また、ここまでは、キンカチョウ、ジュウシマツ、カノコスズメのお話で、ジュバシキンセイチョウの場合は異なりました。
まず、37~42度だともう暑すぎて暑すぎてビローンと伸びてしまう程で、丸裸の状態でも35度~37度が快適そうでした。
何がいいのか悪いのか、その時の気候にもよるかもしれないので、今後も良く見ていかないとです。
今現在、ジュバシキンセイチョウは生後15日のこの状態↑でも35度がいいようで、それ以下にしてしまうと、餌の消化が遅いように感じましたので、まだまだ下げないでこのまま様子を見ます。
何がよくて悪いのか、毎日、雛と温度計とにらめっこです。
水槽内の狭い空間でも場所により温度が異なるので、注意が必要でした。
それから保温電球は特に乾燥してあっという間に庫内が20%などになるため、濡れタオルなどを入れて湿度50%を保ちます。
鳥の雛 保温に関する まとめ
キンカチョウ・ジュウシマツ・コキンチョウの場合
生後0~10日目まで→37~41度(丸裸で羽が生えていない頃)
生後10~14日目まで→37度前後(目が開いて羽がツンツン生え始めた頃)
生後14~21日目まで→35~37度くらい(羽が開いた後くらい)
生後21~25日目まで→33度くらい(自由に動き回るくらい)
生後26~30日目まで→32度くらい(飛ぶ練習を始めるくらい)
生後30~40日目まで→30~32度くらい(一人で餌を食べるようになるくらい)
40日すぎ 27~28度くらいをキープ
カノコスズメの場合
生後0~15日目まで→37~41度(丸裸で羽が生えていない頃)
生後15~21日目まで→37度前後(目が開いて羽がツンツン生え始めた頃)
生後21~30日目まで→35~37度くらい(羽が開いた後くらい)
生後30~39日目まで→33度くらい(自由に動き回るくらい)
生後39~45日目まで→32度くらい(飛ぶ練習を始めるくらい)
生後45~60日目まで→30~32度くらい(一人で餌を食べるようになるくらい)
60日すぎ 27~28度くらいをキープ
🌟上記は目安であくまで我が家の場合はそうでした、という数字です。
現在、お部屋の温度自体を現在27度以上にし、鳥に負担をかけないようにしています。
秋の繁殖は急に寒くなる日もありますため、注意が特に必要ですね。
またカノコスズメの場合は、キンカチョウより小さく、さらに温度の影響を受けやすいため、さらに注意が必要のようです。
苦戦して温度管理をしている状況を綴っています↓
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