こんにちは(^_-)-☆
きゃぴあてれびの母ちゃんです。
この動画作成(2期生の繁殖記録)時には、5期生の巣引き・人工飼育に入っております。
その目線から読んでいただけますと幸いです。
キンカチョウの繁殖は難しいと言われています。
私が経験したお話からすると、まず、親が雛に餌を与えないという、致命的な緊急事態に陥ります。
視聴者さんで、やはり同じように、キンカチョウの巣引きでそんな悩みを持っておられる方もいらっしゃいました。
私も、1度目に目の当たりにし、雛が餓死をして、保温しながら保護した後の2羽も亡くなり・・・
なんとも悲しい想いをし、その後、私が雛に餌を与えて巣に戻す、をひたすら繰り返し、5羽の巣引きに成功しました。
そして今回の動画も巣引きになんとか成功したときの記録です。
◆湿度・温度について
まず、人間が全てを請け負うと仮定すると、温度と湿度の問題がでてきます。
これはやはり、本物の親にかなうはずがない・・・
幸い、我が家でカップルとなってくれたロミオとジュリエットの場合は、
「餌だけ与えられない」
状態でしたので、湿度・温度管理は完璧にこなしてくれました。
◆生まれてどのくらいで挿し餌を与えられるのか?
2羽目の誕生は、なんと夜・・・
ここで問題になってくるのは、挿し餌はいつから与えていいのか?という点。
雛は孵化直後はお腹に栄養分を持って生まれるため、24時間、餌を与える必要がありません。
消化器官がきちんと整ってから餌を与えるようです。
その目安が「緑のウンチが出てから」というのですが、普段は親鳥におまかせしているので、出ているか出ていないか?解らないんです。
完全人工飼育で、孵卵器で孵化した雛を見ていると、大抵は6時間以内にその緑の糞はでているので、孵化後、6時間以上あけてから挿し餌をしておりますが、心配な方はやはり24時間開けたほうがいいかもしれません。
個体によりけり、生き残れるかどうかはその子の生命力もあるかと思います。
(その判断は完全自己責任になります)
今回は24時間、空けたのですが「そのう」が空で見るからによくない状況・・・
◆雛の口が小さい場合のシリンジ変わり
毎回、我が家ではこの商品を使っています。
通常売られているシリンジでは、雛の口のサイズに合いません。
先端は注射器の様に細くないと、とてもキンカチョウのお口には合わないんです。
やっとみつけたこの商品が成鳥でも16グラムしかない雛の命を救ってくれます。
◆なにをあげればいいの?
こんなに小さな子の口にご飯を入れるわけですからそれはそれは緊張します。
ケイティのイグザクトをお湯で溶き、人肌ほどの温度の物を、1滴ずつ垂らします。
今回は初めてのご飯で5滴も飲んでくれました。
雛も全身を使って、餌を飲み込みます。
◆雛が口を開けてくれない場合や量は?
ここで雛が餌を食べない、口を開けないという壁にぶち当たるときがあります。
そんな時は、クチバシの先を突いたり、頭をなでなでしたりして刺激を与えます。
ここまで溜まってくれたら安心です。
とはいう物の、水分であり、雛の消化は驚くほど速いので、場合によっては30分おき、1時間おきになることもあります。
消化のスピードをみながら、タイミングを合わせて与えていきます。
ただただ、飼い主は、雛に餌を与えて巣に戻すを繰り返すわけですが、
毎回3日目くらいに雛が「ピッピ」と声を出すようになって、親鳥に変化が見られます。
餌を頑張って与える様になってくれるのです。
それも「ピッピ」と上手にねだる子だけなので、1日に1羽ずつ孵化する子達は最初の2~3日ほどは全く餌を貰えない状態。
飼い主さんがその子たちにフォローする形です。
ちなみに何をしても口を開けてくれない場合は、雛がよわっているので、一度、保温器で、37度ほどに温めてみてください。
我が家で使っている保温器はこちらです。
そんなこんなをまとめた動画をこちらにアップしております。
キンカチョウ2期生の全繁殖記録はこちらです
また、成長させるまで成功できた一期生の全記録はこちらです↓
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