残酷な状況｜動物さん結構あるある

あり得ない状況

今日（１１月１５日）の夕方・・・
いつも通り、見回り（２時間に１回）をしながら鳥部屋のお掃除をしていました。
ケージ1個1個、隅から順に、床材を変えてご飯の容器を洗って入れて、お水も・・・
そんな中、あり得ない光景が、目の前に(;^_^A

まだご紹介していない鳥さんペアのケージの床に、生まれて数時間（おそらく）の
雛が落ちてもがいていました💦

「わ～！(≧◇≦)
親が巣から出る時にうっかり蹴り上げて落としちゃったのね💦」

なんて慌てて、扉を開けようとしたら、扉に頭を挟んだ雛が１羽ぶら下がってる💦
この子も蹴り上げられた子がうっかりケージの隙間に挟まったのか？
と慌てて助け出すと、すでに息がありませんでした(´；ω；`)

タイミング悪くすぐに気づいてあげられずにごめんね・・・💦
苦しかっただろうなぁ・・・💦

そして落ちている雛を見ると、様子がおかしい・・・

手足先は潰されたようにありませんでした💦

稀にまだ卵から栄養分を吸収しているのにハシウチをしてしまい（もしくは少し割れたのをハシウチと勘違いした親）、そのまま親が卵の殻を食べて孵化したはいいものの、足が出来上がってなかった状態で生まれる子もいました。
生まれて数時間の命でした・・・

この子は？
見たところ体はできあがってる・・・

そしてケージに挟まってた子も、同じように、手足先がない・・・((+_+))
なんで？

もしかして、もしかしてだけど、想像したくないけれど、親が雛の手足先を噛み噛みした？
ケージーに挟まってた子は、明らかに飛ばされて、たまたまそこに挟まった感じではなく、だれかにやられたように隙間に上手く頭が挟まれてぶら下がっていました。

残り3羽の雛はどうなった？

卵を５個あるのは確認していたので、慌てて「残りの子達は？」と巣を外して中をみると、卵３個まだ孵化していませんでした。

「よかった・・・」

保護して孵卵器に入れました。
今現状「有精卵さえ生んでくれれば、私が生後０日からお世話できます」というスタイルで、高確率で雛を大きくできています。
１５期生以降、２年半ぶりに完全人工飼育を試みて、お腹の栄養分がおかしかった子１羽以外、全員無事に大きくなっています。
今現在14羽です。
ですので、今回も完全人工飼育にすればよかったのですが、何せ、その親ペア・・・

天下の子育て上手な十姉妹です‼

そのため、できる限り彼らには私は手出しせず、詳細を見ず、安心してお任せしていました。

昨日、「今日あたりに１羽生まれてるかな？」なんて思い、今もちゃんと育ててくれているだろう・・・

期待をした自分がバカだった・・・
「人間が触るな」「放っとけ」
これが掟のようになっているけれど、今現在、「そんなの無理」！
もっと疑ってちゃんと見ていたら、最初から信用せずに卵を保護していれば、あの２羽はこんな状態にならなかった・・・

期待を木っ端みじんに砕いたジュウシマツ(;^_^A

あまりに残酷な仕打ち！なんでかな？
なんでこんな事するかな？

幸い、内臓は何も害がなく、保護してから２回ご飯を食べ、今も元気です。
でも・・・この子、大きくなれても飛べない、歩けない・・・

それでもいい・・・
死なせたくない・・・

手足が無くても、飛べなくても

この子が大きくなったら、ワンコと一緒にカートに乗ってお散歩できるなぁ。
カートの取っ手の所にカゴを作ってそこに入って、お散歩、楽しめるね❤
他の鳥さんができない特等席だよ！
きっと大丈夫、大きくなれる・・・

11月16日
朝、恐る恐る見てみると、雛ちゃん生きてました！

一生懸命ご飯のおねだりもしました。
でも・・・・
血色悪いなぁ💦
血液は心臓から手足先まで回って先端から引き返して心臓に戻るイメージなのですがこの子の場合は、血の流れはどうなってしまっているのだろう？
動きは普通の雛と一緒で元気ですが、血色が悪い、これだけが気になります

ご飯も無事に食べたし、何とか生き延びてほしい・・・
ちょうど、兄弟の下の子が孵化しました。
君たち３羽は安全だから大丈夫よ。

他の種の子と混ざらないように、卵に印つけてありますが全て有精卵です。
１つ黄色い子は中止卵になりました。
他の子も子育てができず、雛の犠牲を考慮して全て保護しました。
本来、健康ならこんなに赤いはずなのに、、、

血色の悪さが良くなるといいのだけど。

２時間後、少し血色がよくなった気が。。。（気のせいかな？）
ご飯を食べてくれました。
最初に先端が少し体に触れただけで嫌悪感なのか驚いて、後ろにひっくり返ってバタバタ・・・

まだ、目も見えてないときに親からこんな酷い事されたら、ちょっとした刺激もこわいよね・・・
ここは安全だから、とにかくご飯を食べて大きくなって。
お外を一緒に散歩しよう！
特等席で❤

そして問題が。
ひっくり返った場合、起き上がるのに苦労しています。
そりゃそうですよね💦
雛はずっとうつ伏せではなくひっくり返ったり好きな体制になりますが、それを翼と足を使って心地いい体制をキープしています。
手足が無いとなるとその分、動きにくいに決まっていますね💦
親鳥め～💦
いくら育て方が解らないからって、生贄にしたり、食べちゃったりだダメだろ～💦
しかも、子育て上手で有名なジュウシマツなのに・・・💦

血色が悪いだけ

11月１７日
今日も生きてくれています。
見ると寝ていることが多いのでドキっとしますが、ご飯の時におねだりしてくれます。

ご飯は皆と同じようにカブリ付くように吸い込んでくれます。

この子の寝床は平にならないように縦に立体的になるようにティッシュを配置します。
ひっくり返ったら起き上がるのが大変なので、これがいい感じのようでした。

後から生まれた子にご飯をあげます・・・
昨日、孵化した２羽に・・・

卵５個のうち１羽目が亡くなり、２羽目が手足の無い状態、３・４羽目が孵卵器で昨日孵化し
そして今朝、最後の卵が孵化しました。
弟？妹？達が３羽になりました。

皆、元気に行き伸びてほしい・・・

声が聞けた！

11月18日
雛ちゃん、生きてます。元気です。
生後3日が過ぎました。
あのシナッシナな小さな体が少し「大きくなったな」と感じる3日、そこを通り越し、このまま亡くなる事なく行けそうな気配。（油断禁物）
そして、こんなに小さな体で「ッピッピ！」と鳴いているではありませんか！

思わず感動してマイク用意しちゃった！
手足先はカサブタのようになっていて、きっとそのうち取れて丸くなるような感じ。
血色は相変わらず良くないけれど、「生きよう」とするパワーだけはとても感じます。
このままご飯をたくさん食べて大きくなって❤

弟・妹たちも元気です✨

キンカチョウの口の中もまぁまぁアレ（「口の中 持ち悪い」で検索されてる💦）ですが、まぁまぁ・・・ヨーロッパジュウシマツさんもアレですね(^▽^;)
肉眼だとこうは見えないので、カメラで撮影してびっくり！
これがカワイコちゃんになるわけですね❤
元気な💩をしてモリモリ食べて、それだけでＯＫ❤(#^^#)

11月20日
率直に「大きくなったなぁ～」と(#^^#)
血色の悪さはずっと残っていますがご本人はいたって元気な様子。
ご飯の時は勢いよくカブリついてくるのでオシリを抑えると安心です。
先端が喉を傷つかないか不安でしたので。

何度も記してしまいますが、ひっくり返ると起き上がるのが大変なので中心を窪ませて、縦に立体的にティッシュで形作るといいみたい。

弟・妹たちは問題なく元気です。
毎日、洗い物と何度も消毒で手を洗うのでガッサガサに荒れ始めました(;^_^A
まぁ、仕方ないですね、この時期ですし・・・

ジュウシマツは雛の頃から穏やかで落ち着きがあるのですね。
ドタバタ動く感じではなく、大人しく口を開けてご飯を待ってくれるので、並べてご飯をあげて寝床に移動することが容易です。
おりこうさんなんだなぁ・・・

お知らせ

手足に障害のあった子ですが、21日午後、ご飯も普通に食べ、元気でしたし、このまま大きくなるものだと信じ込んでいました。
夕方、2時間おきの見回りの際に見てみると、既に息がありませんでした。
大きくさせていあげたいという気持ちが大きすぎたせいで、ショックが大きく、なんと言ったらいいか・・・
あの卵を最初から保護しておけば・・・
そればかりを悔やんで仕方ありません。
あの子の成鳥の姿を見たかった・・・

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